サイクル野郎/旅立ち
サイクル野郎/旅立ち
皆さんは、「サイクル野郎という漫画を知ってiますか?
主人公の丸井輪太郎が、幼馴染の陣太郎、秋田出身の通称なまはげとともに日本一周を目指す 自転車武者修行の物語で、この漫画に影響を受け「自分の足で日本各地を見て回りたい」 とペダルを踏み出した少年も多く、題名の「サイクル野郎」は時代を超えて 自転車旅行に魅せられた男たちの代名詞となっている。
昭和40年代~50年代にかけて「少年キング」に連載されていましたが、私も中学の頃に読んで、
日本一周を夢みていた少年の一人でした。
当時としてはめずらしい15段変速の自転車で、諏訪周辺の峠はほとんど走破しました。
それから25年以上経ちましたが、先日、嫁の実家から21段変速の自転車をもらい、
整備して乗っているうちにその頃の思いが湧きあがってきたのです。
そうなればもう行くしかありません!
「絶対無理!」「一時間ぐらいで諦めて帰ってくるよ!」「迎えにはいかないからね~」
という、家族のあたたかい声援をうけ、朝7:30家を出ました。
の跡,桑原城址からのコースを行きました。初挑戦の峠です。
中学の頃は、一度も足を着かずにノンストップで頂上までいけましたが、今日は最初の登り坂から
自転車を降りて歩いていきました。軽自動車のエンジンも唸りをあげて登る程の勾配です。
あのカーブの先は下りになっているだろうか?そんなことを考えながら、黙々といつ終るのか解らない
坂道を歩いていきます。
秋の景色を堪能しようと思っていたのに、峠にはいってからずっと私の目には足元しか映りません。
途中で出会ったおじさんが、「ゴルフ場を越えれば後はそんなにきつくないぞ」と教えてくれました。
その言葉を信じ登り続け、たまに後ろを振り返ってみます。
「おぉ~!がんばって登ってきたじゃあないか!!」と自分に感心したり、
「もう、下ってかえろうかなぁ・・・」と弱気になったり・・・・。
そんな思いの中、少しずつ、少しずつ、登っていくうちに最初のチェックポイント
ゴルフ場「諏訪湖カントリークラブ」をやっと過ぎることができました。
少しは秋の気配を楽しむ余裕もでてきました。
ここまで家から9Km、2時間30分の道のりです・・・・・続く。。。